シャツの手縫いについてお話ししました。
手縫いに関しては、ラグジュアリーシャツに関しては、箇所によってはやはりあった方が贅沢であると言えると思います。
贅沢なシャツという意味ではミシンだけでは限界があり、やはり手が混んだという意味では手縫いが必要になってきます。
ただ、当然、手縫いの意味があるところじゃないと、逆に手縫いの悪い部分が出てしまうので、この部分をご説明したいと思います。
一番手縫いで大事なのは、手縫いによる
柔らかさ
目立たなさ
手の込み具合
です。ここにフォーカスして手縫いを採用していくことが大事です。
代表的なところは、機能的には
ミシンでは攣れ連れやすい袖付け
本来ミシンでは難しい襟付け
そして見た目的には
ガゼットなど
この辺かと思います。
さらにはやはりボタン付けですね。
手縫いで縫われていると、取れにくく、きれいです。
そしてここからは、本来は必要ないと思うところなのですが、
ボタンホール
ケンボロなどの手かんぬき
この辺でしょうか。ボタンホールは見た目はミシンの方が良いです。付け心地は、手の方が良いかもしれませんが、ミシンでも工夫すれば問題はありません。
手かんぬきは、もはや芸術性要素が高いです。
さらには、ここで触れている部分以外は、手縫いは弱いので、むしろお奨めできないポイントになります。もちろん、フルで手縫いが良いと言う方もいらっしゃると思いますので、それを否定するつもりはありません。あくまでも性能とコストパフォーマンスの観点から書いておりますので、その点、ご理解を賜りますようお願いします。
