カフスについてお話します。
カフスとは、袖口部分のことです。カフの複数形(左右ありますので)で、通常、生地が二重になっており、さらには芯地という厚みと、固さを出す部分が間に入っています。
この芯地の固さにも、好みがあり、柔らかいものから、固いもの、薄いものから厚いものまであります。オーダーの場合、統計的には厚くて固い芯地を好まれる場合が多く、当店のシャツもそのように厚くて、固いものを使用しております。
これは襟も同じです。基本的には襟とカフスは同じ芯地を使うことが多いです。
カフスをなぜ固く、厚くする必要があるかと言いますと、おそらく耐用度などが関係しているのではないかと思います。
長い歴史の中で、そのように進化してきたのではないかと思います。
カフスを袖口とすると、袖の空き部分を剣ボロと言います。剣の形に似ているからそう呼ばれます。
つづく