今回はシャツなどに使われる反物についてご説明します。
生地は、生地産元（さんもと）で原反（げんたん）として出来上がった状態では、写真のようにぐるぐる巻の反物（たんもの）という状態です。
私どもシャツ工場やシャツショップは、この反物の状態のまま、またはこの反物を一枚分にカットした状態（着分）で入荷します。
写真は、当店でも定番的人気生地、ロンドンストライプのブルーの原反です。
国内産の原反は、大体の場合、生地幅112?114センチ、長さ60ｍが主流です。
この原反で約28枚前後のシャツを作ることができます。
このように太い原反ですが、どんどん裁断されて、細くなっていき、いつの間にかなくなります。なくなる瞬間は、私どもにとって、なぜか嬉しくもあり、寂しくもある瞬間です。
この反物、どういったわけか好きな方が多く、なぜか人気者です。
かくいう私も好きです。なぜでしょう？可能性を秘めているからでしょうか？
