クレリックとは僧侶のことを意味します。
それは牧師や神父さんが普段着用しているシャツにイメージが近いことから、クレリックカラーと呼ばれるようになりました。
ただあくまでも日本和製英語でヨーロッパではセパレートカラー(分離型の襟)などという言い方をされます。
淡い無地のシャツやストライプやチェックの身頃で襟やカフスなどを白地に使うのがクレリックの正統とされています。
濃い色だとコントラストが大きくなってしまいますので、あまりオススメとは言い難いです。ただ近年は結構そのようなデザインが多く出ています。
クレリックシャツの効果として、顔と、シャツの身頃を白い生地で分けますので、色や柄を中和して、抵抗を軽減するという効果があります。
また、デザイン的に清潔感があり、着る方の信用アップにもつながるかと思います。
ただ、反面、全体的に見た場合おしゃれになりすぎたり、場合によっては派手になりすぎたり、フォーマルになりすぎたりして、人によっては着用しにくくなってしまうことがあります。
さらには、手持ちのシャツの襟カフスをリペア(修理)して、クレリックシャツとして再生することも可能です。愛着があり、擦れてきてしまってはいても、着やすくて捨てる気にならないシャツをクレリックシャツとして、再び着用することが出来ることもクレリックシャツの大きなメリットの一つです。