シャツの着用時期

シャツ生地について書いてみたいと思います。
シャツ生地はその着用時期によって性格が異なり、その時期的な用途によって、種類が分かれます。
まず何時着るかということですが、シャツに関しては、主に下記の7種類あります。
大前提として、一年中着れるシャツ生地というのは、(コートやTシャツ短パンで一年中過ごすことが出来ないように)存在しないということをまずはご理解ください。

それともう一点、シャツにはインナーとして着られる場合と、アウターとして着られる場合の着用方法があります。夏ではアウターとして、冬はインナーとして、同じ生地が活躍することがありますので、その点も念頭に置いてお考えください。

オールシーズン(通年)
春から秋までという夏期のセミオールシーズン
秋から春までという冬期のセミオールシーズン
広義の春夏用
広義の秋冬用
狭義の夏用(盛夏用)
狭義のの冬用(真冬用)

オールシーズンと俗に言われるものは、すべての時期で着ることが出来ると言う意味ではなく、どちらかと言いますと、着てもとりあえず大丈夫ですよという意味です。
春から秋までのオールシーズンというのは、本当に寒い時期以外は、シャツとしては快適に着れるという意味です。
秋から春までの冬期のオールシーズンというのは真夏の暑い時期以外は、シャツとしては快適に着れますよと言う意味です。
広義の春夏用というのはセミオールシーズンとほとんど同じですが、色合い等が春夏の明るい色合いのものという意味があります。 広義の秋冬用というのは同じく色合いが少し深みがあり、どちらかというと冬期に向いているというような生地です。 盛夏用というのは、ボイル生地と言われる網目のような生地や、麻生地のように、真夏に着られる通気性の非常に良い、見た目にも涼しい生地です。 冬用というのはフランネルやビエラ、さらにはウールのようなシャツ生地のことです。
このようにシャツ生地には、その着用時期によっても、様々な種類があります。