前立てについて

連休中に書き溜めた記事を一気に掲載しています。
今回は前立てついてお話しします。

前立には大きく分けて3種類あります。

1つ目はボタンが見えるタイプ(プラケットフロント、フレンチフロント、スタッド用フロント)。
もう一つはボタンが見えないタイプ(フライフロント、比翼フロント)。

です。
さらにボタンが見えるタイプにも大まかに2種類があり、

1つは伝統的な英国のスタイル
1つはフレンチフロントと言われるフランスのスタイル

です。
英国の伝統的なスタイルはプラケットフロントと言われる名称があり ボタンやボタンホールの部分を補強するために布が1枚以上追加されているようなタイプになります。
それに対しフレンチフロントと言われる前立ては、補強布はなく見頃の折り返しを使ってそれに代替えしています。

プラケットフロントはボタンによる引き攣れなどのトラブルが少ない半面、ストライプやチェックなどの柄を全面にがきれいに出すことが難しいことがあります。

フレンチフロントは柔らかい風合いを所有する反面、若干ブラケットフロントよりも強度は落ちてしまいます。ただフレンチフロントの方が柄が全面にきれいに出せますので、柄が大きいストライプやプリントシャツなどはフレンチフロントの方が向いていると思います。

もう一つ、最初にお話しした「ボタンの見えないタイプ」というのがあります。フライフロントや比翼フロントなどと言われる、ボタンを隠すように前立てを二重にするタイプの前立てです。フォーマルなどでよく見るタイプです。
ボタンが隠れるので、ドレッシーなイメージになります。